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「印象コントロール」は、今後あなたが人と関わりながら生き、その中でご自身の存在感を示していくために、必要不可欠な意識です。この講座では、その意識を高めて、実際に印象のコントロールができるようになるための知識を学んでいただきます。
「Executive Presence」は印象コントロールから始まる
「上に立つ人の資質」とされる「エグゼクティブプレゼンス」のことは、ある程度知っていただけているでしょう。
「プレゼンス」=良い意味での「存在感」は、言葉によらぬ感覚的なものです。ぱっと目を惹く「華」や、「この人は格上だ」と感じさせるような卓越したイメージ、見ただけで他とは輝きが違うオーラ、こういったものが「プレゼンス」とされます。
「エグゼクティブ」という言葉は、「執政者、経営者、役員、幹部」などと辞書に書かれています。また「経営者や幹部など上位者にふさわしい」という意味もあります。そこから「上質な、高級感のある、高品質な」という形容詞にもなっています。
しかし、その「上質な、高級感のある、高品質な」というイメージは、セレブ感のような、ただ豪華なイメージとは違います。「エグゼクティブ」は、マネジメントやビジネスの世界で評価される存在だからです。地位や役割を持ち、決断と実行の権限を持つイメージです。
「エグゼクティブプレゼンス」は、そんな人に期待される雰囲気を身にまとっている状態です。
こんな雰囲気が出せる人は、どんな人でしょう。それは、人からどう見られるのが自分にとって正解かがわかっている人です。そして、そう見える自分を願い、自分を無理なく自然にコントロールできている人です。
印象はほんの少しの違いです。その違いを知っている人は、自分を無理なく自然にコントロールできます。人とは違う存在感はそこかた育ってきます。「印象を自分でコントロールする」という意識と知識はすべての始まりです。
印象は「見た目」だけではなく、五感が受け取るすべて
「印象」というと「見た目」と思いがちですが、それだけではありません。人が何かについて「印象」を受け取るのは、視覚だけではなく、聴覚、嗅覚、触覚、味覚といった人の五感すべてです。
もちろん、「印象」への影響に、視覚は大きい割合を占めるのは間違いありません。しかし、他の「人が感じる要素」にも意識を向けて行ってください。これをないがしろにすると失敗します。
この講座では、あなたの意識を五感に照らし合わせて、広げていただくためのものでもあります。できるだけ柔軟な心、目、耳で学んでいってください。学び終わったときに、「以前とは違う自分」を発見し、また他人についても見えるものが変わっているはずです。
それでは、ここからスタートです。
講師:プレゼンスコンサルタント® 丸山ゆ利絵
INDEX
1「プレゼンスを理解し、ここから変える」
1-1 あなたのプレゼンス
1-2 プレゼンスを向上させるには
1-3 印象コントロールの前提
1-4 生物的魅力
1-5 表情をキメる
1-6 笑顔を自分のものにする
1-7 アイコンタクトと願力
1-8 姿勢をキメる
2「行動や振る舞いの印象を変える」
2-1 堂々とかっこよく歩く
2-2 動作のセオリー
2-3 距離感とパーソナルスペース
2-4 お辞儀と挨拶
2-5 声のコントロール
2-6 話し方の工夫
3「戦略的に『見せる」ための服装の意識と知識」
3-1 あなたにふさわしい服
3-2 服装戦略とは
3-3 ドレスコード(あらまし)
3-4 ドレスコード(ビジネス)
3-5 クラス感の演出
3-6 似合う色・似合わない色の区別
3-7 サイズ感の追求
3-8 手入れしたものを身につける
3-9 色の心理
3-10 イメージのコントロール