<セレブリティに学ぶドレスコード>

あまり上品でないセレブもいれば、まごうことなき王道のファッションのセレブもいます。

もちろん、日本の代表セレブは王道です。しかし、残念ながらスタイリッシュではないかもしれません。それは、下の2枚のショットを見ると見えてしまうのです。

2017年、デンマーク王太子・フレデリックが来日。前からファッションに定評のあった王太子。このとき49歳であったようですが、そのおしゃれさが来日時にちょっとウワサになりました。王太子妃メアリーもラグジュアリー女性誌「Precious」でたびたびピックアップされるほどファッショナブルな方で、お似合いのカップルです。

「おしゃれ」と言っても、どちらも非常にインテリジェント。普通にビジネスに適した装いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皇居を昼間に表敬訪問した際、フレデリック王太子はネイビーの、どうやらシャドウストライプのスーツ、セミワイドスプレッドダブルカフスの白シャツ、タイは少し細目で大きめの文様の入ったネイビーのもの、と、それほど硬い格好はしていません。

対する日本国皇太子(現天皇陛下)も、ブルーグレーのスーツにピンクベージュっぽいネクタイで、柔らかい印象です。

ただ、見てお分かりのとおり、正直言って、まったく洗練度が違います。この理由は、これを見ているあなたはきっとお判りでしょう。

そうサイズ感です。

フレデリック王太子はボディに沿った感じですね。2017年頃は、まだ「細身」が世界的に流行していたので、今見ると少し細身すぎるかな?という感じですが、それでも「洗練度」は十分感じます。

対する皇太子は、よくある「日本人のサイズ感」。だぼっとしていて、ちょっと「着せられ感」というか、装いにこだわらない感じが出てしまっています。

このとき雅子妃は欠席だったようで、メアリー妃と比較はできませんが、メアリー妃が来ている深いえんじ色のブラウスと、深い茶系の花柄スカートの組み合わせは非常にシックで、日本の皇族が良く着る甘いパステル調の服とは一線を画しています。

この写真は、皆さんカジュアルな服装です。ビジネスカジュアルとしても通じますね。

フレデリック王太子はかなり足元をスリムにしており、若やいだ格好になっています。上の写真と比べると、パンツの太さを使い分けていることがよくわかります。シルエットで感じる貫禄は皇太子のほうがありますが、やはりどこか「こだわっていない感」が目立つのが残念なところです。男性の場合、パンツの太さと足元でのたわみかたは、「若さ・貫禄」といった印象をかなり左右しますので気をつけましょう。

ロングジャケットにスリムパンツのメアリー妃と、女性らしいぺプラムジャケットにスカーフをあしらってストレートパンツをはいている雅子妃。雅子妃はスカーフのコーディネートがお好きなようです。

飾り過ぎていないが上質なデザインのこざっぱりしたメアリー妃のコーディネートと、どこか女性らしさを大切にした雅子妃のコーディネート。女性エグゼクティブらしく見えるのは、メアリー妃と言わざるを得ません。これは、立場や役割がそれぞれ異なるからかもしれません。今でこそ外交センスを発揮し活躍が評価されている雅子妃ですが、このときはまだどこか役割を見いだせずに不自由でいらっしゃったからかもしれませんから、キャラといいますか服装の方向性もどこかはっきりしなかったのではないでしょうか。

しかし、この時は皆さん、ベージュ・ブラウンといった同系色で全員コーディネートされていて、写真で見る限りではその色合わせが見事です。これは、偶然ではなく、たぶんきちんと両国間で情報交換し合った賜物と思います。

例えば、企業でも何かを発表するときの記者会見や、どこかにトップが揃って登壇するようなときは、こういった「事前合わせ」でイメージを統一することは意外と大事なことです。

デンマークは国民の80%が幸福を実感している「世界一幸せな国」として知られているそうです。そんな国にふさわしく、王太子、王太子妃の、派手ではないけれどサイズ感、シックさ、どこか流行を忘れない衣服の取り入れ方には、節度は守りながら装いを楽しくする自由さが伺えます。

日本ももう少し、そういった「節度+自由度」があったほうがいいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

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