思い返してみれば、私たちはコロナウイルス禍により未曽有の変化を経験しました。そして、同時に自分たちの順応性の強さも知ることになりました。私たちは生活や仕事における「新常態」に馴染みつつもあります。

しかし、これはまだ序の口、ここからさらにドラスティックな変化が訪れると予言する人は、学者、評論家、そしてスピリチュアルカウンセラーに至るまで多くいます。今後の変化に適応して時代に勝てる人になるために、どんなものが必要になってくるでしょうか。

 

自己のアイデンティティを意識する

 

将来的には、自己のアイデンティティ、知識、およびスキルの再評価が必要になることは間違いありません。

言うまでもなく、私たちの生活や仕事の様式は大きく変わりました。リモートワークの浸透、デジタルコミュニケーションの加速、そして健康と安全への意識の高まりは、私たちの生活様式や人間関係にまで影響を与えています。衛生観念や距離感に関する見解の変化は、他人の価値観と自分の価値観を再考する契機となりました。

多くの人々が、自分の価値観や将来について深く考える機会を得たようです。2021年、ロンドンに本社を置く世論調査会社OnePollの調査では、アメリカの18歳から35歳の2,000人のうち67%が異なるキャリアへの転向を積極的に考えていたと報告されています。

また、これは筆者の感覚ですが、以前よりも「セルフブランディング」という言葉を聞くことが多くなりました。自己の価値や強みをしっかり認識し自己実現を図りたいと感じる人が明らかに増えてきたと感じています。

 

得るべき知識とスキル

 

ここ数年で「リスキリング」という用語が急速に普及しました。「reskill=新しい技術を学ぶ」という概念は、ビジネスパーソンにデジタル変革分野の知識や技術を身につけることを要求しています。

以前はデジタル系の業務は、多くの企業で限られた専門家や業者に任せられていました。しかし、コミュニケーションのオンライン化が急速に進む中、旧式の体制では業務が滞り、経済に支障をきたすようになりました。このため、デジタル系の業務を効果的に行える知識やスキルが、すべてのビジネスパーソンにとって必要不可欠な「リテラシー」として認識されるようになったのです。

このように「前は一般的ではなかったが、急速に「ビジネスパーソンのリテラシー化」したスキルがあります。今後は今までの常識にとらわれずに、時代に応じた装備を図る必要があるでしょう。例えば、今後ますます必要となってくるのは以下のような知識とスキルです。

 

デジタルリテラシー: テクノロジーの進化は倍々ゲームのような状態になっています。自ら進んでデジタル系の情報にタッチしていく必要があるでしょう。また、コミュニケーションツール、情報管理技術、生成AIの利用法など、デジタルツールとプラットフォームを効果的に活用する能力が必須です。

メンタルフィットネスとコントロール: 日常における精神的な負担は増すばかりです。精神的な不調など何かあってからケアするのではなく、日頃から自身の状態をこまめに把握し、調整をはかることで良い状態を自然に保つ、「フィットネス」の考え方が必要です。感情もしかりです。自分自身の感情を把握しコントロールする意識とスキルが今後ますます必要となってくるでしょう。

コミュニケーション能力: お互いのコミュニケーションに避ける時間はますます短くなっています。また、オンラインなどのデジタルコミュニケーションは非常時ツールであった時代を経て、現代では常態のコミュニケーション法となりました。対面にはない工夫も必要ですので、そこを気遣える人が伸びていくでしょう。言葉だけではなく非言語要素を駆使したコミュニケーションも欠かせません。また、現在の生成AIの進化を見ていると、今後は人間同士だけではなくデジタルインテリジェンスとのやりとりも重要なスキルとなることが予想されます。明確に自分の意図を整理して伝える能力も必要です。

人権意識と客観性:パンデミックの時に炙り出されたさまざまな問題の中から、特にクローズアップされたのは「人権意識」です。社会で生きる私たちは、そこで共に生きる他の人と一緒にどう生きるかをいよいよ真剣に考える必要が言われています。日本は特に人権についての理解や考察が弱いとされており、未熟な社会と見られることがあります。今後は世界基準を視野に入れ、人権について高い関心を持つ必要があります。また、人権を考える上で欠かせないのは、自分の立場と他人の立場を俯瞰して見ることができる「客観性」です。これも高める意義が今後さらに高くなります。

好奇心: 自分のコンフォートゾーンに安住していると、さまざまな分野で取り残されてしまう危険性が出てきました。一例はSNS。社会インフラやビジネスツールとして無視できない存在に進化しており「若者のもの」「仕事と関係ない余暇にやるもの」という旧来の認識のままでは、さまざまなデジタルコミュニケーションの可能性を見過ごしてしまう状況です。好奇心のアンテナを高く掲げ、流行や話題などなんでも好奇心を持つことが成功の鍵になります。

プレゼンス: 自分の意図、印象コントロール力、洗練されたコミュニケーションスキルを実現する「プレゼンス」のスキルはこれからもその重要性は増していきます。それは効果的なセルフブランディングとして、この情報の渦のような社会の中であなたのアイデンティティを確立する手立てともなります。また、これから「機能ではなく印象で評価される時代」です。相手に与える印象を意図し、効果的な表現ができるよう、ぜひ力を磨いてください。

 

これから勝つ人

目に見えて進化し続ける世界。私たちは常に変化し、成長し続ける必要があります。これらのスキルと知識は、新しい課題に対応し、未来に向けて準備する上での重要な基盤を提供します。

人は常に社会と共に、そしてそこで生きる人と共にあります。その中で、私たちは自己のアイデンティティをあらためて定義し、高い関心、柔軟な思考を意識しながらしなやかに必要なものを取り込んでいければ、多くの人と共に「勝つ人」となれます。

 

 

 

 

 

SNS/丸山ゆ利絵

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【リーダーシップの備忘録】

人の心や考えを理解するには、
その人が
すでに達成したことではなく、
何を目指しているかを
見ることです。

(ハリル・ギブラン)

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本日久しぶりにclubhouseでグローバル共和国GRアワーでお話しをさせていただきました。
replaysあります。よろしければお聞きください😊

【リーダーシップの備忘録】

目の健康には
地平線を見ることが
求められるそうですね。
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私たちは決して疲れないのです。

(ラルフ・ワルド・エマーソン)

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【リーダーシップの備忘録】

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心配しないで。
ただその中で生きて、
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何事もうまくいきそうになったら、
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(ローマン・レインズ)

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